吾輩は猫である を 読んだ

いやぁ、面白かった!

Kindle青空文庫無料で読んだ。

昨日の2月20日から読み出しが、あまりにも面白いので止まらない。今日21日で読み終えた。

笑うし、共感多く、こんなに面白い話しだったのか!と今更ながら、夏目漱石ってスゴい作家と思った。

吾輩の猫が見た人間社会の描写が面白過ぎて、傑作だ。
全く色褪せない現代社会そのものを見せてくれる。

読みながら、そうだそうだと納得させられた。人間は変わらないのだ、基本的に。

でも、これ私の年齢だから解りやすくて一気に読めたが、もし私が若かったらこんなにスーッと読んで笑えたかしらね~。

最初の猫から見た人間は、私達が飼っていたあんずから私達を見たらそうであったろうと思わせるので思わず笑った。

主人公の猫を飼っている先生がその猫を写生するのだが、猫はせっかく絵を描いているのでトイレ我慢してたが、我慢仕切れず立ち上がってしまう。先生は怒鳴る。猫はそんなに怒らなくても、という場面ではあんずを思い出し、きっとあんずも同じ事思ってたことあったよなぁと見事な猫の気持ちが伝わってきた。

私もあんずを私の用事優先させて一緒に暮した。猫は放っといてもまだ良いけどうちのあんずはそういう訳には行かなかったから、散歩もっとしたがっても無理に家に連れ帰った。食べ物ももっといっぱい食べたがってた。太ると困るので八分位にしてたかなぁ。

三毛子が出てきて、これは大事に大事にされてる近所の猫の話。当時から今と同じように人間並みに扱われていた猫もいたんだとびっくりした。ただ現在ほど犬猫病院はなかったようだが。

いずれにしても人間の身勝手さを漱石は見抜いてた。

また夫婦のやり取りなど、何処にでもありそうで笑える。

更に子供達3人の食事風景、寝るときの様子など孫達を見てるので、あるあると共感しながら読んだ。