震災後25年間ずっと見守られて来た

1995年阪神淡路大震災から今までずっとカポックに見守られて来た。

このカポック、直径約50センチ、高さ160センチ以上まで成長して根は何重にも伸びてしまった。

震災後母の家が半壊したので、私の家に持ち込まれたこのカポック。母は翌年肺がんで世を去って、このカポックは残された。

カポックはとても元気に育って、ある時近所の人が、一部自分の家で育てたいので少し分けて欲しいと言われた事があった。

会社の前にいつも置いていたが、毎日意識しないでも、いつも母が側に居る気がしていた。

特に親身になって水やりをせずとも元気なカポック。
母が身近に居て見守ってくれてると勝手に思ってる。

先日オレンジ色の花が咲き、いよいよダメかと心配した。

今年8月家の植木手入れで来てくれた業者の人に頼んで会社から家の門まで移動させて、伸び放題の枝をキレイにしてもらう事が出来た。その時こんな根がぐるぐる巻かれているの初めて見たかも知れないと言っていた。

早速水やりをして葉っぱにもかけようとしたら、葉っぱにはやらない方がイイといわれた。

えっ?と言うと滅多に水やりをしてないでここまで育ったと聞いたから。植物いろいろ観てると、水やりをまめにし過ぎたら、甘えが出て、水やり止めた途端にダメになるのもあるらしく特に今の季節は葉っぱにはかけない方がイイとの事。ふーむ奥が深い。

元気なカポック、いつもありがとうございます、一生懸命生きていてくれて感謝!

カポックの寿命は30〜40年らしいが、あと10年は生きて下さいと願っている。